妊娠週数・出産予定日計算 2026年版

最終月経開始日または排卵日を入力するだけで、現在の妊娠週数・出産予定日・各検診のスケジュールを即計算。妊娠初期〜後期の過ごし方・葉酸・注意事項も詳しく解説します。

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妊娠の基礎知識:週数の数え方・トリメスター・検診スケジュール(2026年版)

妊娠週数の正しい数え方

妊娠週数は「最終月経の第1日目」を妊娠0週0日として数えます。これは実際の排卵・受精より約2週間前から数え始めることを意味します。医学的には排卵から受精までが約2週間後(妊娠2週)、受精卵が子宮に着床するのが妊娠3〜4週頃です。生理が来なくて妊娠検査薬で陽性になるのは通常妊娠4〜5週頃です。

妊娠期間は一般的に40週(280日)で、出産予定日の計算はナーゲル法(最終月経開始日の月から3を引くか9を足し、日に7を加える)が使われます。例えば最終月経が2025年6月1日の場合、出産予定日は2026年3月8日になります。

妊娠の3つのトリメスター(三半期)

妊娠期間は3つのトリメスター(三半期)に分けられます。

第1トリメスター(妊娠1〜13週:初期)
最も重要な時期。胎児の主要な臓器・神経管・心臓が形成される。つわり(妊娠悪阻)が多くの妊婦に起こる。この時期の葉酸摂取が神経管閉鎖障害の予防に非常に重要。流産リスクが最も高い時期(全妊娠の10〜15%)。

第2トリメスター(妊娠14〜27週:中期・安定期)
つわりが落ち着き始める安定期。18〜20週頃から胎動を感じ始める。超音波検査で性別が分かる時期(20〜22週頃)。安定期でも激しい運動・旅行には注意が必要。

第3トリメスター(妊娠28〜40週:後期)
胎児が急速に成長し体重が増加。母体への負担が最大になる。37週以降は「正期産」で、いつ出産になってもよい状態。入院・出産の準備を進める時期。

妊娠中の定期健診スケジュール

時期週数の目安主な検査・内容
妊娠初診4〜10週超音波で心拍確認・子宮外妊娠の除外・血液検査(血液型・感染症等)
初期検診11〜13週NT(頸部透明帯)測定・染色体異常スクリーニングの検討
中期検診20〜24週胎児形態スクリーニング(超音波)・妊娠糖尿病スクリーニング(50g GCT)
後期検診28〜36週2週間ごとの頻度に・GBS(B群溶連菌)検査・分娩方法の確認
正期産期37〜40週毎週の検診・NST(ノンストレステスト)・入院準備確認

葉酸の重要性と摂取タイミング

葉酸(ビタミンB9)は、胎児の神経管(脳・脊髄の基になる器官)の形成に不可欠な栄養素です。神経管閉鎖障害(二分脊椎・無脳症等)のリスクを70%以上低減できるとされています。

重要なのは「妊娠が分かってから摂り始める」では遅い場合があることです。神経管は妊娠4〜6週(多くの方が妊娠に気づく前)に形成されます。そのため厚生労働省は「妊娠を計画している女性・妊娠の可能性がある女性」に対して、妊娠前1ヶ月前〜妊娠3ヶ月の間、1日400μgの葉酸サプリメントの摂取を推奨しています。

⚠️ 葉酸の摂取量の注意:葉酸サプリメントは1日400μgが推奨量です。過剰摂取(1日1,000μg超)はビタミンB12不足を隠す可能性があるため、推奨量を守ることが重要です。

妊娠初期(1〜13週)の注意事項

つわりの種類と対処法

つわりは妊娠5〜6週頃から始まり、12〜16週頃に軽快することが多いです。日本人妊婦の約80%がつわりを経験します。軽い吐き気・嘔吐から、重症のhyperemesis gravidarum(妊娠悪阻)まで様々な程度があります。

つわりの対処法として①少量頻回食(1日5〜6回に分けて食べる)②空腹を避ける(消化の良いクラッカー等を常備)③水分をこまめに補給する④臭いが気になる食品を避ける⑤横になって休む⑥生姜(ジンジャー)が吐き気に効果的という報告がある——などがあります。食事・水分が全く摂れない・体重が急激に減少する場合は医師への相談が必要です。

出産前後に準備すること

出産に向けた準備は28〜32週頃から始めるのが一般的です。分娩施設の選択・バースプランの作成・入院バッグの準備・出産費用の確認(出産育児一時金50万円)・産後の育児グッズ・保育園の情報収集など、やることは多岐にわたります。産後の育児休業(育休)の申請・保育園の待機児童情報の収集も早めに進めることをお勧めします。

💡 妊娠中に利用できる制度:①出産育児一時金(50万円):健康保険から支給②出産手当金:産前42日・産後56日の休業中に給与の3分の2を支給③育児休業給付金(雇用保険):育休中に給与の最大80%支給④妊婦健診費用の補助:各自治体が健診費用を助成⑤妊婦ジャパン(JR・私鉄の各種優待)

【早見表】妊娠中にかかる費用・補助・準備するお金

妊娠が分かってから出産までには、健診やマタニティ用品など、さまざまな費用がかかります。補助制度も充実しているので、実際の自己負担額を数値で見ていきましょう。

妊娠中にかかる費用の3本柱

費用目安ポイント
妊婦健診(14回程度)自己負担 約7〜10万円補助券で軽減。全額なら約10〜15万円
マタニティ・ベビー用品約10〜15万円節約しやすい費目
その他(初診・検査等)数万円初診は補助券なしで全額自己負担

妊婦健診は妊娠が確定するまでの初診が全額自己負担(5,000〜1万円)で、母子手帳の交付後は補助券が使えます。

妊婦健診の頻度と費用

厚生労働省は妊娠初期から出産まで14回程度の健診を推奨しています。時期により頻度が変わります。

時期頻度健診の目安費用(補助券利用後)
初期(〜23週)4週に1回1回あたり数百〜数千円
中期(24〜35週)2週に1回同上(検査で増えることも)
後期(36週〜)週1回NST等で負担増の場合あり

1回の健診費用は5,000〜1万円程度ですが、自治体の補助券(14回分・平均10万円相当)を使うことで、実際の窓口負担は無料〜数千円で済むことがほとんどです。補助額は自治体によって差があります。

妊娠・出産でもらえるお金・補助

費用がかかる一方、公的な支援も手厚く用意されています。①妊婦健診費用の補助券(14回分・平均10万円相当)、②出産育児一時金(子1人50万円)、③妊婦のための支援給付(妊娠時5万円+子の人数×5万円)、④出産手当金(産休中、給与の約2/3)、⑤育児休業給付金(育休中、賃金の67%→50%)、⑥自治体独自の助成(超音波検査・産後ケア等)。産休・育休中は社会保険料も免除されます。これらを合わせると、妊娠・出産の実質的な負担はかなり抑えられます。

お金の準備のポイント

妊娠が分かったら、まずお住まいの自治体の窓口で母子手帳と補助券を受け取り、どんな助成があるか確認しましょう。補助制度の多くは「申請しないともらえない」ため、申請忘れに注意が必要です。健診費用は補助券でかなり軽減されますが、初診・オプション検査・マタニティ用品・里帰り費用などは自己負担になるため、妊娠が分かった段階で数十万円程度を準備しておくと安心です。マタニティ・ベビー用品は、お下がりやレンタルの活用で節約しやすい費目です。

💡 妊娠費用のポイント:①妊婦健診14回は補助券利用で自己負担約7〜10万円②マタニティ・ベビー用品は約10〜15万円③初診は全額自己負担④出産育児一時金50万円・妊婦支援給付・出産手当金など支援が手厚い⑤補助は申請しないともらえないものも。母子手帳交付時に自治体で確認を。

妊娠期間を安心して過ごすための心構え

考え方や行動の仕方によって、結果は変わります。よくある傾向を一般論として紹介します。

うまくいきやすいパターンつまずきやすいパターン
定期的な妊婦健診を受け医師に相談する不安を一人で抱え込み健診を怠る
信頼できる情報源(医療機関等)を参照ネットの不確かな情報に振り回される
体調に合わせて無理なく過ごす無理をして体調を崩す
パートナー・家族と協力体制を作る一人で全部抱え込む
⚠️ 「正解は人それぞれ」という視点:妊娠・出産の経過や感じ方は一人ひとり大きく異なります。予定日はあくまで目安で、実際の出産日は前後するのが普通です。他の人と比べて不安になる必要はありません。気になることや体調の変化があれば、必ずかかりつけの産婦人科医に相談してください。このツールはあくまで目安の計算であり、医学的な判断に代わるものではありません。ここで紹介したのは一般的な傾向であり、最適な選択は一人ひとりの状況によって異なります。

❓ よくある質問

妊娠週数はいつから数えますか?
妊娠週数は「最終月経の第1日目」を妊娠0週0日として数えます。実際の排卵・受精は通常妊娠2週頃、着床は妊娠3〜4週頃です。生理が来なくて妊娠検査薬で陽性になる時期は通常妊娠4〜5週頃です。このツールに最終月経開始日を入力すると、現在の妊娠週数と出産予定日を自動計算できます。
出産予定日は最終月経日からどう計算しますか?
出産予定日は「最終月経開始日から280日後(40週0日)」が基本です。計算方法はナーゲル法で、最終月経の月から3を引き(または9を足し)、日に7を加えます。例:最終月経が6月1日の場合、6-3=3月、1+7=8日 → 出産予定日は翌年3月8日。ただし超音波検査による胎児の大きさ(CRL:頭殿長)から修正されることがあります。
安定期はいつ始まりますか?
一般的に妊娠5ヶ月(16〜19週)を「安定期の始まり」とする慣習があります。しかし医学的には「安定期」という明確な定義はなく、流産リスクが低くなる妊娠12〜13週以降が比較的安定した時期とされています。安定期でも激しい運動・長距離旅行・過労には注意が必要で、体調が良くても無理は禁物です。
葉酸はいつから飲み始めればよいですか?
妊娠を計画し始めた段階(少なくとも妊娠1ヶ月前)から飲み始めることが推奨されます。神経管の形成は妊娠4〜6週(多くの方が妊娠に気づく前)に行われるため、妊娠判明後から始めても遅い場合があります。妊娠の可能性がある時期から積極的に摂取することが重要です。量は1日400μgが目安です。
妊娠中のカフェインの摂取量はどれくらいまで大丈夫ですか?
WHO(世界保健機関)は妊娠中のカフェイン摂取を1日300mg未満に抑えることを推奨しています。日本の厚生労働省も同様のガイダンスを示しています。コーヒー1杯(150ml)に含まれるカフェインは約90〜100mgです。カフェインが含まれるものはコーヒー・紅茶・緑茶・コーラ・エナジードリンク・チョコレートなど多岐にわたります。絶対にゼロにする必要はありませんが、摂りすぎには注意しましょう。
妊娠中に食べてはいけない食品は何ですか?
妊娠中に特に注意が必要な食品は①生魚・生肉・生卵(食中毒リスク)②水銀含有量の多い魚(クロマグロ・メカジキ・キンメダイ等:週に1〜2回まで)③ナチュラルチーズ・生ハム(リステリア菌のリスク)④レバーの多量摂取(ビタミンAの過剰)⑤アルコール全般⑥生卵を使った料理(マヨネーズは加熱済みのためOK)——などです。なおスーパーで売られている加工品・冷凍食品は加熱処理されているため問題ありません。
つわりはいつ始まっていつ終わりますか?
つわりは通常妊娠5〜6週頃から始まり、12〜16週(妊娠4ヶ月頃)に落ち着く方が多いです。ただし個人差が非常に大きく、つわりが全くない方も約20%います。一部の方は妊娠中期以降も続くことがあります。「朝つわり(morning sickness)」と呼ばれますが、実際には1日中・特定の時間帯に強くなる場合があります。水分・食事が全く取れない「妊娠悪阻(おそ)」まで重症化した場合は入院治療が必要になることがあります。
出産費用はいくらかかりますか?助成制度はありますか?
正常分娩の場合、日本の平均的な出産費用は約50〜60万円(病院・地域によって大きく異なる)です。健康保険から「出産育児一時金」として50万円(産科医療補償制度加入施設)が支給されます。多くの施設では「直接支払制度」を使うと一時金が直接病院に支払われ、差額のみの支払いになります。その他、自治体による妊婦健診費用の補助・産後ケア補助なども利用できます。出産費用が一時金を超える場合は差額の自己負担が必要です。
産後うつとは何ですか?サポートはどこに相談できますか?
産後うつ(産後うつ病)は出産後に生じる気分の落ち込み・意欲の低下・不眠・育児への不安などを主な症状とする精神疾患です。産後の母親の10〜15%が経験するとされており、「マタニティーブルー(産後2〜3日の一時的な気分の波)」とは異なり、1〜2週間以上続く場合は産後うつが疑われます。相談窓口は①産科・婦人科(かかりつけ医)②産後ケアセンター(入院型・通所型)③子育て支援センター④市区町村の保健師・子育て相談窓口⑤よりそいホットライン(0120-279-338)などがあります。一人で抱え込まずに早めに相談することが重要です。
育児休業(育休)はどれくらい取得できますか?
育児休業は原則として子どもが1歳になるまで取得できます(保育園に入れない場合は最長2歳まで延長可能)。雇用保険から「育児休業給付金」として育休開始から180日間は給与の67%、181日以降は50%が支給されます。2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度が新設され、父親が出生後8週以内に最大4週間の育休を取得できるようになりました。2024年からは大企業で育休取得率の公表が義務化されるなど、男性育休の促進が進んでいます。

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